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“未来の魚”開発 先端技術で超高速の品種改良へ 海水温上昇で危機…養殖漁業を救う【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年10月2日)

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조회수 51회 · 좋아요 2 · 2026-10-02 📊 채널 정보 보기 ▶ 유튜브

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“未来の魚”開発 先端技術で超高速の品種改良へ 海水温上昇で危機…養殖漁業を救う【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年10月2日)
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地球温暖化による海水温の上昇などで、サケやサンマなどが記録的な不漁となっています。こうしたなか、海の環境変化に対応した魚を品種改良によって生み出すという取り組みが、京都大学発のスタートアップ企業で始まっています。

■海水温上昇で漁業危機

 養殖ギンザケの一大生産地・宮城県南三陸町。この地で40年以上、ギンザケの養殖業を営む佐藤正浩さんは近年の海水温上昇で大きな影響を受けているといいます。

「夏場で一番高い時は表面で24℃ぐらいまで(水温が)上がります。(養殖ギンザケは)11℃から16℃ぐらいが適温」
「見た目で動きも悪くなってきますし、(食べる)餌(えさ)の量も減ってきますので。どうしても死亡の原因になってしまいます」

 高温に弱く、海水温が20℃を超えると食欲が落ちて死んでしまうこともあるというギンザケ。通常11月から翌年7月までがギンザケの海面養殖の期間ですが、近年、急激に海水温が上昇。養殖できる期間が短くなり、魚の数も大きさも減り、ここ5年で2割ほど水揚げ量が減ったといいます。

■超高速で魚の品種改良へ

 こうした問題を解決するため、魚の超高速品種改良に取り組んでいるのが7年前、京都大学に誕生したスタートアップ企業「リージョナルフィッシュ」です。

 3年前から宮城県漁協などと協力して行っているのは、海水温が高くなっても耐えられる「高水温耐性ギンザケ」の開発です。

 沖合300メートルにいけすを作り、800匹のギンザケを飼育。実証実験を続けています。

 その方法は「ゲノム解析」。生後まもないギンザケに注射器で個体識別できる電子タグを埋め込み、尾からDNAを採取。採取したDNAは装置にかけられ、そこからゲノムと呼ばれる遺伝情報を解析します。

職員
「こんな感じですね」
「人の場合は30億、ギンザケの場合は24億個、これが並んでいるということになっています」

 この膨大な遺伝情報の配列などを解析することで、魚のさまざまな特性を見分けることができ、その組み合わせ方によって高温に強い特性を持ったギンザケを生み出すことができるのです。

 これまで経験を頼りに交配させてきた方法だと、品種改良に10年ほどかかっていたものがゲノム解析を行うことで、およそ3年と格段に速く、品種改良できるようになりました。

■高水温耐性 水揚げ量増へ

 今年7月に行われた海面養殖された高水温耐性ギンザケの水揚げの様子。今年は7月下旬の平均海水温が21.0℃と平年より1.5℃高く、ギンザケが弱って死ぬと言われる20℃以上になった日も11日ありましたが…。

リージョナルフィッシュ研究開発部
服部ヒカルド修平さん
「全体的に形も体高もあって、結構きれいな魚が多かったのかなという印象です。大きいものは3キロ以上、商品にしても全く問題のない立派な仕上がりでした」

 このギンザケ、実際にどのくらい高水温に耐えられるのでしょうか?

「1~2℃ぐらいは耐性が上がっている。数週間から数カ月、養殖期間を延ばせますので。かなりインパクトがあるのかなと思います」

 高水温に耐えられる品種改良で生存確率が高まるだけでなく、養殖期間が延びることによって魚のサイズも大きくなり、いわば一石二鳥で水揚げ量を増やすことができるのです。

リージョナルフィッシュ 梅川忠典社長
「高水温でも死ななくなると、旬の時期にその魚が安定的な価格で、かつ皆さんが手に入れられるだけの十分な分量で来るので。そういう意味では、メリットもあるというふうに信じています」

服部さん
「これ(養殖)を何度も何度も繰り返すことによって、もう少し3~4℃(の耐性)を目指していこうかなと思います」

■先端技術で未来の魚は

 この企業が取り組んでいる魚の品種改良はこれだけではありません。

 愛知県にある研究施設では、大小80ほどの水槽が稼働。さまざまな魚の品種改良が進められています。

リージョナルフィッシュ研究開発部
坂上稜さん
「こちらカワハギです」
「カワハギは身だけではなく、肝も需要が高い。肝が大きくなるようなゲノム編集をしています」
「こちらでマサバを育てています」
「(マサバの)稚魚は9割ぐらいが出荷までに必ず死んでしまいます。そこの要因の1つとして、共食いであったりとか(考えられるので)少しでも減らすために、性格をおとなしくするゲノム編集を施しています」

 肝の大きなカワハギに、おとなしくなったマサバ。ここで育てられているのは、ゲノム解析からさらに進んだ「ゲノム編集」という技術で生み出された魚です。

 ゲノム編集は、大豆などで行われている異なる生物の遺伝子を外から入れる「遺伝子組換え」とは違い、生物がもともと持っている遺伝情報を変化させて、品種改良する技術です。

■ゲノム編集で一回り肉厚に

 そのゲノム編集技術で、食べられる部分を1.2倍にしたマダイ。通常のマダイと比べてみると、身体が大きく膨らんでいるのが分かります。

 断面を見てもその差は明らかで、ゲノム編集したマダイは一回り肉厚になっています。

坂上さん
「こちらはヒラメです」
「体色が黄金色になるようなゲノム編集をしています」

 このヒラメをゲノム編集をする前のヒラメと比べてみると、体色の違いは明らか。海外には黄色や赤い魚などを好む国もあり、そうしたニーズに対応しているそうです。

 こうしたゲノム編集技術を用いた魚は現在、20品種が開発中。通常より1.9倍成長速度が速く、エサが少なくて済むトラフグなど環境負荷を少なくする魚の品種改良にも取り組んでいます。

梅川社長
「皆さんが『うまい』と思って食べている農産物と畜産物は品種改良のたまもの。それを水産でも『この魚がうまい』『これが一番好きなんだ』と言ってもらえるもの(魚)を作るのが最終ゴール」

(2026年10月2日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp