10代から20代の若者の悩みに 北欧で広がる「ユースクリニック」旭川で取り組み 助産師らスタッフも
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10代から20代の若者の悩みに 北欧で広がる「ユースクリニック」旭川で取り組み 助産師らスタッフも
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■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「割と今の興味関心だろうなっていうもの。あとはこの時期に触れてもらえるといいよなっていうもの」
からだや性について分かりやすくまとめられた本。
生理用品や、生理痛を和らげる薬、避妊具などを実際に見て、触れて、学ぶことができます。
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「ただでさえ、性のことや恋愛のこと、踏み込んだ内容や詳しい情報を取りにいきにくい状況がいま作られているので、情報に触れにきたいなって
思ってくれる子がいてくれるといいなと」
若者にとっての「保健室」のような居場所づくりに挑む、
旭川の「ユースクリニック」に迫りました。
旭川市で月に一回ほどのペースで開かれる「ユースクリニックカフェ」。
代表を務めるのは、ノルウェーで、性を取り巻く互いの権利を尊重する「包括的性教育」を学んできた宮坂舞花さんです。
宮坂さんがモデルにしているのは、10代から20代の若者が、心や体の悩みを相談できる場所として、北欧を中心に広がっている「ユースクリニック」です。
スタッフには、助産師や保健師など専門知識をもった人も。学生など若者にとって、産婦人科などの病院は、精神的ハードルの高さを感じる場合もあり、困りごとが大きくなる前に相談しやすい環境づくりを目指しています。
■ユースクリニック・助産師・上原麻由子さん
「私たち助産師って病院で待っている立場の方が圧倒的に多くて、そうすると何かことが起こってから、例えば妊娠したから来るとか、性病になってそうだから来るとか。だけどこういうユースクリニックがあることで、助産師が院外に赴いて、予防行動が取れる」
警察庁によりますと、SNSをきっかけとした未成年の犯罪被害のうち、不同意わいせつなどの性被害者数は年々増加傾向にあり、去年は9年前に比べ22倍以上になっています。
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「性交や妊娠の学習内容を制限するような歯止め規定があるですとか。今の日本の状況というのは、性の学びをきちんと保障していない」
若い世代の性犯罪被害が増える中、宮坂さんは、小学校から大学で出前授業を行っています。依頼が多いときには、週に数回授業をすることもあります。
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「自分自身が学べなくて困ったとか悔しかったとか、自分自身傷つかなくてよかったじゃん、ちゃんと学べていたらみたいな、そういうのが原体験ですね」
家庭や学校ではかえって相談しづらい。
そういった若者の悩みに寄り添える場所を作りたい。
そんな思いがきっかけでした。
■中学3年生の男の子
Q困ったことや悩み事は誰に相談する?
「友達です」
Q親や(周りの)大人には?
「ちょっと気まずいですね。
(ユースクリニックで)知らないことを知れて嬉しい」
■中学2年生の女の子
「親に言いたくないことは誰にでもあると思うから、(ユースクリニックのスタッフに)聞いて楽になれるならいいんじゃないかなと思います」
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「例えば体のこととか性器の悩みって結構男の子のほうが自分の中で抱え込みやすかったりもする。そこでネットの情報に踊らされるということもあるので、本当に性別に関わらず正しい情報に触れたりとかできるといい」
相談できるのは、体や性のことだけではありません。
この日、一人でやってきた女性。
(女性に本を持ってくる宮坂さん)
■女性(20代)
「いっぱい(本)持ってきた」
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「私の今の一押しはこれ」
雑談を続け、2時間ほどが経った頃…。
少しずつ自分のことを話し始めました。
■女性(20代)
「いわゆる小さい頃はヤングケアラーみたいな」
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「母ちゃんが体調悪かったの?」
■女性(20代)
「母ちゃんが精神疾患」
女性は母親だけでなく、退院したばかりの祖母の世話もしているといいます。
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「しんどくない?」
■女性(20代)
「しんどい。今日も(祖母の様子を)見に行ったら『買い物に行かないと』って。『昨日も行ったやろ』って」
■女性(20代)
「おばあちゃんが一人暮らしなんですよ。
それでちょっと様子を見にいかないととかあったりして」
(記者)Q毎日ですか?
「そうですね。私は一人で抱え込んじゃう人間だから、他人に聞いてほしいっていうのもあるので」
このカフェは、補助金やボランティアで運営されているので、場所を変えながら不定期での開催です。
ネット上に情報とつながりが溢れている今だからこそ、困ったときに頼れる大人がいて、安心できる場所を目指します。
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「普段周りで接している人にはなかなか話せないような話であったりとか、もしくは欲しい情報であったりとか、それが渡せる場所でありたい。話さなくてもいいし話してもいいし、自由に思い思いに過ごしてもらえたらいいかなと思います」
【スタジオ】
「ユースクリニック」については、東京都が今年8月から、医療機関と連携して行う都内のユースクリニックに対し「公費で」活動の支援をスタートしています。
旭川の「ユースクリニックカフェ」も、市の助成を受けていますが、スタッフはそれぞれ助産師などの本業がありボランティアで行っていて、人手や費用不足も課題になっています。
▼HTB北海道ニュース 公式サイト
https://www.htb.co.jp/news/
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「割と今の興味関心だろうなっていうもの。あとはこの時期に触れてもらえるといいよなっていうもの」
からだや性について分かりやすくまとめられた本。
生理用品や、生理痛を和らげる薬、避妊具などを実際に見て、触れて、学ぶことができます。
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「ただでさえ、性のことや恋愛のこと、踏み込んだ内容や詳しい情報を取りにいきにくい状況がいま作られているので、情報に触れにきたいなって
思ってくれる子がいてくれるといいなと」
若者にとっての「保健室」のような居場所づくりに挑む、
旭川の「ユースクリニック」に迫りました。
旭川市で月に一回ほどのペースで開かれる「ユースクリニックカフェ」。
代表を務めるのは、ノルウェーで、性を取り巻く互いの権利を尊重する「包括的性教育」を学んできた宮坂舞花さんです。
宮坂さんがモデルにしているのは、10代から20代の若者が、心や体の悩みを相談できる場所として、北欧を中心に広がっている「ユースクリニック」です。
スタッフには、助産師や保健師など専門知識をもった人も。学生など若者にとって、産婦人科などの病院は、精神的ハードルの高さを感じる場合もあり、困りごとが大きくなる前に相談しやすい環境づくりを目指しています。
■ユースクリニック・助産師・上原麻由子さん
「私たち助産師って病院で待っている立場の方が圧倒的に多くて、そうすると何かことが起こってから、例えば妊娠したから来るとか、性病になってそうだから来るとか。だけどこういうユースクリニックがあることで、助産師が院外に赴いて、予防行動が取れる」
警察庁によりますと、SNSをきっかけとした未成年の犯罪被害のうち、不同意わいせつなどの性被害者数は年々増加傾向にあり、去年は9年前に比べ22倍以上になっています。
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「性交や妊娠の学習内容を制限するような歯止め規定があるですとか。今の日本の状況というのは、性の学びをきちんと保障していない」
若い世代の性犯罪被害が増える中、宮坂さんは、小学校から大学で出前授業を行っています。依頼が多いときには、週に数回授業をすることもあります。
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「自分自身が学べなくて困ったとか悔しかったとか、自分自身傷つかなくてよかったじゃん、ちゃんと学べていたらみたいな、そういうのが原体験ですね」
家庭や学校ではかえって相談しづらい。
そういった若者の悩みに寄り添える場所を作りたい。
そんな思いがきっかけでした。
■中学3年生の男の子
Q困ったことや悩み事は誰に相談する?
「友達です」
Q親や(周りの)大人には?
「ちょっと気まずいですね。
(ユースクリニックで)知らないことを知れて嬉しい」
■中学2年生の女の子
「親に言いたくないことは誰にでもあると思うから、(ユースクリニックのスタッフに)聞いて楽になれるならいいんじゃないかなと思います」
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「例えば体のこととか性器の悩みって結構男の子のほうが自分の中で抱え込みやすかったりもする。そこでネットの情報に踊らされるということもあるので、本当に性別に関わらず正しい情報に触れたりとかできるといい」
相談できるのは、体や性のことだけではありません。
この日、一人でやってきた女性。
(女性に本を持ってくる宮坂さん)
■女性(20代)
「いっぱい(本)持ってきた」
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「私の今の一押しはこれ」
雑談を続け、2時間ほどが経った頃…。
少しずつ自分のことを話し始めました。
■女性(20代)
「いわゆる小さい頃はヤングケアラーみたいな」
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「母ちゃんが体調悪かったの?」
■女性(20代)
「母ちゃんが精神疾患」
女性は母親だけでなく、退院したばかりの祖母の世話もしているといいます。
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「しんどくない?」
■女性(20代)
「しんどい。今日も(祖母の様子を)見に行ったら『買い物に行かないと』って。『昨日も行ったやろ』って」
■女性(20代)
「おばあちゃんが一人暮らしなんですよ。
それでちょっと様子を見にいかないととかあったりして」
(記者)Q毎日ですか?
「そうですね。私は一人で抱え込んじゃう人間だから、他人に聞いてほしいっていうのもあるので」
このカフェは、補助金やボランティアで運営されているので、場所を変えながら不定期での開催です。
ネット上に情報とつながりが溢れている今だからこそ、困ったときに頼れる大人がいて、安心できる場所を目指します。
■ユースクリニックカフェ・代表・宮坂舞花さん
「普段周りで接している人にはなかなか話せないような話であったりとか、もしくは欲しい情報であったりとか、それが渡せる場所でありたい。話さなくてもいいし話してもいいし、自由に思い思いに過ごしてもらえたらいいかなと思います」
【スタジオ】
「ユースクリニック」については、東京都が今年8月から、医療機関と連携して行う都内のユースクリニックに対し「公費で」活動の支援をスタートしています。
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