関東の土砂崩れ被害拡大の恐れ 不明の20代女性発見か あす通勤・通学に雷雨直撃も(2026年9月27日)
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関東の土砂崩れ被害拡大の恐れ 不明の20代女性発見か あす通勤・通学に雷雨直撃も(2026年9月27日)
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新たな台風26号の影響も心配ですが、先日の25号による被害もいまだ続いています。神奈川県三浦市では、土砂崩れの現場から1人の遺体が発見されました。行方不明の20代女性とみられます。
■台風×秋雨前線 九州で記録的大雨
景色が白く霞んで見えないほどの大雨。四国では、午後になり局所的に雨脚が強まります。
愛媛県鬼北町にある道の駅です。高さ5mの巨大な鬼のモニュメントに、大粒の雨が激しく打ち付けます。
(撮影者)「視界が見えにくくなるくらい雨が降っていました。1時間くらい降りました」
雨は九州でも…。
(牧山貴光記者)「午前8時半の長崎市です。先ほどから雨風ともに強くなってきました」
午前中に「線状降水帯直前予測」が出された九州北部。秋雨前線や湿った空気の影響で、朝から非常に激しい雨が降りました。
排水溝に入りきらない雨水が、滝のように川へ流れ落ちていきます。橋を渡る人たちは、横殴りの雨を傘でしのぎながら足早に進んでいきます。
福岡県大牟田市では、1日で9月史上最大となる281mmの雨が降りました。この時期の、約ひと月半分の雨です。熊本県と福岡県には、一時「レベル4大雨危険警報」が出されていました。
台風26号は今後、自転車並みのスピードで北東へ進む見通しで、週半ばから後半にかけて、関東に接近する恐れがあります。秋雨前線を刺激するため、台風から離れていても大雨となる可能性があり、注意が必要です。
■関東土砂崩れ 被害拡大恐れも
関東に色濃く残る台風25号の爪あと。さらなる被害拡大の恐れもあります。“土砂崩れ”は広い範囲に及んでいて、いまだ手付かずの場所も―。
房総半島のほぼ中央に位置する千葉県長柄町です。土砂や倒木などが残っていて、車では通れない道を徒歩で進んでいくと…。押し流されたのか、泥にまみれた2台の車が止まっていました。
さらに進むと―。
(池田悠樹ディレクター)「もう土砂が完全に道を覆ってしまっています。もう数日経っていますが、これはもう何も通れない状態ですね」
戻って別の道を進んでも。
「こちらの道路も、土砂崩れで道が寸断されています。長柄町は至る所で土砂崩れが起きています」
きょう段階でも各所で通行止めが続き、長柄町によると「撤去作業が追いつかず、復旧の見通しは立っていない」と言います。
取材を続けていると、土砂で動けなくなった車に人の姿が。
Q.車はご主人の車ですか?
「この車は私の友人の車なんですよ。あと0.1秒遅れたら死んでいたと思う」
車の持ち主とは友人で、レッカーを頼まれたと言いますが―。
(レッカーを依頼された友人)「自分たちで掘っても、これは車は移動できないですよね」
Q.本人は逃げ出せた?
「その窓から出て逃げ出したそうです。これ(ガードレール)にぶつかったって、すごい勢いでぶつかって助かったって言っていましたから」
実際にこの車を運転していた友人に電話をつないでもらうと、後ろにもう一台、車が走っていたことが分かりました。
(土砂崩れに巻き込まれた男性)「バックミラーをみたら、後ろにライトが見えたので、車が一台あるかなと思いましたが。その時に“なだれ”(土砂崩れ)が起こった。雷みたいにゴーンゴーンという感じで。車に土砂があたって」
後ろを走っていた車は、土砂に巻き込まれた恐れがあり、崩落した現場では、運転していたとみられる70代男性の捜索活動が続けられていました。
■土砂崩れ現場で…不明の20代女性か
(山本将司ディレクター)「午前6時半です。三浦市の土砂崩れ現場に来ています。今多くの警察、消防などの隊員が現場の方に入っていきます」
神奈川県三浦市では、この日も懸命な捜索活動が続けられています。
その様子を見守る1人の男性の姿が―。行方が分からなくなった20代女性の夫です。
(行方不明女性の夫)「もう本当にどんな状態でもいいので、早く地上に出してくれたらなって思っています」
結婚してまもなく2年。来月の結婚記念日に2人で旅行する約束でした。
「2人で草津行こうって話していて、旅館も予約していて。なんなら奥さんのほうがめちゃくちゃ計画していてくれて、あれも行きたいこれも行きたいみたいな。早く出てきてくれないと旅行行けないじゃないですか。言葉にすると…でもまだ嘘なんじゃないかなと」
土砂が流れ込んだのは、2階建てのアパート。この1階部分の自宅にいた妻と連絡が取れなくなったといいます。
(行方不明女性の夫)「ちょうどここが1階部分の部屋の部分だと思うけど、ここで(妻の)位置情報が止まっていますね。5日前には止まっています。(21日午後の)1時半ごろに奥さんに電話してテレビ電話で。その頃、外見たら、奥さんも外を映してくれて、とんでもないことになっているので」
電話を切った1時間後に撮影された映像。消防隊の先に見えるのは、妻がいた自宅アパートです。1階部分は完全に倒壊してしまっていました。
土砂から見つかったのは、以前妻に贈ったプレゼントでした。
「去年の誕生日プレゼントであげたやつなんですけど、くしなんですけど、お風呂上がりとかよくこれ使っていた。大事に使っていましたね。すごい喜んでいたんで。警察、消防団、自衛隊、消防局と大勢の皆さんが捜索してくださったこと、感謝しかないです」
重機が投入され、消防や警察、自衛隊など120人態勢で行われたきょうの捜索。
現場が慌ただしくなったのは正午になって…
(山本将司ディレクター)「行方不明になっている女性の家族が奥の方に入っていきます。現場のほうに確認でしょうか、向かうようです」
消防によると、現場から1人が救出されましたが、その場で死亡が確認されました。
(三浦消防署 野口亮一副署長)「ご家族の方で身元確認という形で取らせていただいて、間違いないというお話でした。がれき、土砂がスペース部分に入っていましたので、そこをまず撤去しなければ、なかなか機材、人員を投入することができなかったので、ちょっと時間がかかってしまいました」
■土砂崩れ「すべて対策工事難しい」
横須賀市で起きた60代の女性が亡くなった土砂崩れ。浮き彫りになったのは、行政による対策の難しさです。
(草薙和輝アナウンサー)「神奈川県横須賀市の土砂崩れが起きた現場です。こちら上の方を見てみますと斜面が大きく削れ、崩れてきているのがわかります。崩れた土砂や木々は住宅の壁を突き破るようにして流れ込んでいます。大きな被害の痕がわかります」
当時の周辺の24時間雨量は308mm。レベル4土砂災害危険警報と避難指示が出る大雨でした。
この付近では6月にも道路に土砂が流出するなどし、亡くなった女性の夫は、市や県に対策を要望していました。
番組の取材に夫は―
(亡くなった女性の夫)「いつ崖が崩れてもおかしくない状況だったので行政に対策をお願いしていました。対策工事は始まりましたが、自宅の前だけが範囲外になり、調査に来た職員からは、『工事の基準に足りない』と言われてしまいました。もう妻は帰って来ないが…どうしてとここだけという思い」
元町内会長が、対策工事が行われた斜面を案内してくれました。
(元町内会長)「県の方でずっとやっていただいたと」
Q.距離としてはどれぐらいある?
「150mぐらいかな」
対策工事が実施されたのは赤い線の部分。今回、60代女性が亡くなった住宅は、工事の範囲から外れていました。
(元町内会長)「そこの先までやってもらっていれば、こんな事故にならなかったんでね、もう本当に残念だと思う…」
土砂崩れが多発したことについて、横須賀市長は―
(横須賀市 上地克明 市長)「“民有地”の崖をどのように判断したらいいか。横須賀はかなり多いんですよね。どこをということをこれからは考えなきゃいけないと思っている」
神奈川県によると、民有地であっても県の費用で対策工事が可能なケースもあります。ただ今回の現場は、被害を受ける恐れのある住宅が5軒以上なく、要件を満たせなかったといいます。
(神奈川県の担当者)「対応場所が非常に多く、すべてを工事して安全にすることは難しい。何とか助かってもらいたかったという思いはある」
9月27日『有働Times』より
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
■台風×秋雨前線 九州で記録的大雨
景色が白く霞んで見えないほどの大雨。四国では、午後になり局所的に雨脚が強まります。
愛媛県鬼北町にある道の駅です。高さ5mの巨大な鬼のモニュメントに、大粒の雨が激しく打ち付けます。
(撮影者)「視界が見えにくくなるくらい雨が降っていました。1時間くらい降りました」
雨は九州でも…。
(牧山貴光記者)「午前8時半の長崎市です。先ほどから雨風ともに強くなってきました」
午前中に「線状降水帯直前予測」が出された九州北部。秋雨前線や湿った空気の影響で、朝から非常に激しい雨が降りました。
排水溝に入りきらない雨水が、滝のように川へ流れ落ちていきます。橋を渡る人たちは、横殴りの雨を傘でしのぎながら足早に進んでいきます。
福岡県大牟田市では、1日で9月史上最大となる281mmの雨が降りました。この時期の、約ひと月半分の雨です。熊本県と福岡県には、一時「レベル4大雨危険警報」が出されていました。
台風26号は今後、自転車並みのスピードで北東へ進む見通しで、週半ばから後半にかけて、関東に接近する恐れがあります。秋雨前線を刺激するため、台風から離れていても大雨となる可能性があり、注意が必要です。
■関東土砂崩れ 被害拡大恐れも
関東に色濃く残る台風25号の爪あと。さらなる被害拡大の恐れもあります。“土砂崩れ”は広い範囲に及んでいて、いまだ手付かずの場所も―。
房総半島のほぼ中央に位置する千葉県長柄町です。土砂や倒木などが残っていて、車では通れない道を徒歩で進んでいくと…。押し流されたのか、泥にまみれた2台の車が止まっていました。
さらに進むと―。
(池田悠樹ディレクター)「もう土砂が完全に道を覆ってしまっています。もう数日経っていますが、これはもう何も通れない状態ですね」
戻って別の道を進んでも。
「こちらの道路も、土砂崩れで道が寸断されています。長柄町は至る所で土砂崩れが起きています」
きょう段階でも各所で通行止めが続き、長柄町によると「撤去作業が追いつかず、復旧の見通しは立っていない」と言います。
取材を続けていると、土砂で動けなくなった車に人の姿が。
Q.車はご主人の車ですか?
「この車は私の友人の車なんですよ。あと0.1秒遅れたら死んでいたと思う」
車の持ち主とは友人で、レッカーを頼まれたと言いますが―。
(レッカーを依頼された友人)「自分たちで掘っても、これは車は移動できないですよね」
Q.本人は逃げ出せた?
「その窓から出て逃げ出したそうです。これ(ガードレール)にぶつかったって、すごい勢いでぶつかって助かったって言っていましたから」
実際にこの車を運転していた友人に電話をつないでもらうと、後ろにもう一台、車が走っていたことが分かりました。
(土砂崩れに巻き込まれた男性)「バックミラーをみたら、後ろにライトが見えたので、車が一台あるかなと思いましたが。その時に“なだれ”(土砂崩れ)が起こった。雷みたいにゴーンゴーンという感じで。車に土砂があたって」
後ろを走っていた車は、土砂に巻き込まれた恐れがあり、崩落した現場では、運転していたとみられる70代男性の捜索活動が続けられていました。
■土砂崩れ現場で…不明の20代女性か
(山本将司ディレクター)「午前6時半です。三浦市の土砂崩れ現場に来ています。今多くの警察、消防などの隊員が現場の方に入っていきます」
神奈川県三浦市では、この日も懸命な捜索活動が続けられています。
その様子を見守る1人の男性の姿が―。行方が分からなくなった20代女性の夫です。
(行方不明女性の夫)「もう本当にどんな状態でもいいので、早く地上に出してくれたらなって思っています」
結婚してまもなく2年。来月の結婚記念日に2人で旅行する約束でした。
「2人で草津行こうって話していて、旅館も予約していて。なんなら奥さんのほうがめちゃくちゃ計画していてくれて、あれも行きたいこれも行きたいみたいな。早く出てきてくれないと旅行行けないじゃないですか。言葉にすると…でもまだ嘘なんじゃないかなと」
土砂が流れ込んだのは、2階建てのアパート。この1階部分の自宅にいた妻と連絡が取れなくなったといいます。
(行方不明女性の夫)「ちょうどここが1階部分の部屋の部分だと思うけど、ここで(妻の)位置情報が止まっていますね。5日前には止まっています。(21日午後の)1時半ごろに奥さんに電話してテレビ電話で。その頃、外見たら、奥さんも外を映してくれて、とんでもないことになっているので」
電話を切った1時間後に撮影された映像。消防隊の先に見えるのは、妻がいた自宅アパートです。1階部分は完全に倒壊してしまっていました。
土砂から見つかったのは、以前妻に贈ったプレゼントでした。
「去年の誕生日プレゼントであげたやつなんですけど、くしなんですけど、お風呂上がりとかよくこれ使っていた。大事に使っていましたね。すごい喜んでいたんで。警察、消防団、自衛隊、消防局と大勢の皆さんが捜索してくださったこと、感謝しかないです」
重機が投入され、消防や警察、自衛隊など120人態勢で行われたきょうの捜索。
現場が慌ただしくなったのは正午になって…
(山本将司ディレクター)「行方不明になっている女性の家族が奥の方に入っていきます。現場のほうに確認でしょうか、向かうようです」
消防によると、現場から1人が救出されましたが、その場で死亡が確認されました。
(三浦消防署 野口亮一副署長)「ご家族の方で身元確認という形で取らせていただいて、間違いないというお話でした。がれき、土砂がスペース部分に入っていましたので、そこをまず撤去しなければ、なかなか機材、人員を投入することができなかったので、ちょっと時間がかかってしまいました」
■土砂崩れ「すべて対策工事難しい」
横須賀市で起きた60代の女性が亡くなった土砂崩れ。浮き彫りになったのは、行政による対策の難しさです。
(草薙和輝アナウンサー)「神奈川県横須賀市の土砂崩れが起きた現場です。こちら上の方を見てみますと斜面が大きく削れ、崩れてきているのがわかります。崩れた土砂や木々は住宅の壁を突き破るようにして流れ込んでいます。大きな被害の痕がわかります」
当時の周辺の24時間雨量は308mm。レベル4土砂災害危険警報と避難指示が出る大雨でした。
この付近では6月にも道路に土砂が流出するなどし、亡くなった女性の夫は、市や県に対策を要望していました。
番組の取材に夫は―
(亡くなった女性の夫)「いつ崖が崩れてもおかしくない状況だったので行政に対策をお願いしていました。対策工事は始まりましたが、自宅の前だけが範囲外になり、調査に来た職員からは、『工事の基準に足りない』と言われてしまいました。もう妻は帰って来ないが…どうしてとここだけという思い」
元町内会長が、対策工事が行われた斜面を案内してくれました。
(元町内会長)「県の方でずっとやっていただいたと」
Q.距離としてはどれぐらいある?
「150mぐらいかな」
対策工事が実施されたのは赤い線の部分。今回、60代女性が亡くなった住宅は、工事の範囲から外れていました。
(元町内会長)「そこの先までやってもらっていれば、こんな事故にならなかったんでね、もう本当に残念だと思う…」
土砂崩れが多発したことについて、横須賀市長は―
(横須賀市 上地克明 市長)「“民有地”の崖をどのように判断したらいいか。横須賀はかなり多いんですよね。どこをということをこれからは考えなきゃいけないと思っている」
神奈川県によると、民有地であっても県の費用で対策工事が可能なケースもあります。ただ今回の現場は、被害を受ける恐れのある住宅が5軒以上なく、要件を満たせなかったといいます。
(神奈川県の担当者)「対応場所が非常に多く、すべてを工事して安全にすることは難しい。何とか助かってもらいたかったという思いはある」
9月27日『有働Times』より
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
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